安野貴博(あんのたかひろ)
作家、連続起業家、エンジニア。技術と物語を主なテーマに、AIに関する作品の制作やスタートアップの創業を行なっている。合同会社機械経営代表。東京大学工学部松尾研究室卒。AIテクノスリラー小説「サーキット・スイッチャー」が第9回ハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞しデビュー。チャットボットソリューションの株式会社BEDORE(現PKSHA Communication)の代表取締役を務めたのち、2018年にリーガルテックのMNTSQを共同創業。英Royal College of Artにて準修士。M-1グランプリ2回戦敗退。
著作
サーキット・スイッチャー
早川書房, 2022
人の手を一切介さない”完全自動運転車”が急速に普及した2029年の日本。自動運転アルゴリズムを開発する企業、サイモン・テクノロジーズ社の代表・坂本義晴は、ある日仕事場の自動運転車内で襲われ拘束された。「ムカッラフ」を名乗る謎の襲撃犯は、「坂本は殺人犯である」と宣言し尋問を始める。その様子が動画配信サイトを通じて全世界へ中継されるなか、ムカッラフは車が走っている首都高速中央環状線の封鎖を要求、封鎖しなければ車内に仕掛けられた爆弾が爆発すると告げる……。ムカッラフの狙いは一体何か――?テクノロジーの未来と陥穽を描く迫真の近未来サスペンス長篇。第9回ハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞。
詳細
コンティニュアス・
インテグレーション
星新一賞優秀賞, 2019
フリーフォール
2084年のSF収録, ハヤカワ文庫JA, 2022
純粋人間芸術
SFマガジン2023年2月号収録, 2022
創業企業、団体
株式会社BEDORE (現PKSHA Communication)
2016年創業、2018年まで代表取締役
MNTSQ株式会社
2018年に共同創業、2022年まで取締役
合同会社機械経営
2023年創業、代表
実験東京(AIアートコレクティブ)
2023年
その他制作
AIに関する次世代リーダーとの車座対話
有識者会議, 2023
岸田文雄総理に対して生成AIの技術デモを実施
ディープフェイクユーチューバー
Digital Art, 2023
ディープフェイク技術をYouTubeに活用
ロボット漫才
Robot performance, 2015
ロボットで史上初めてM1グランプリ一回戦を突破
Phys-Typography
Digital Art, matter.js, 2022
認知限界
生成AI, Digital Art, 2023
第一回AIアートグランプリ佳作入賞
LIGHTNING UI
User Interface, 2015
未踏スーパークリエイターに認定
ナナイロクエスト – ロボットと生きる未来のものがたり 日本科学未来館常設展
体験型展示 , 2023
シナリオ原案
幻視影絵
Interactive Installation, 2023
生成時計 (Generative Clock)
Interactive Art, 2023
サーキット・スイッチャー (AI予告編)
AI予告編, 2024
ステートメント
近年、技術が進化するスピードは指数関数的な加速を見せており、今や社会が技術を受容する速度よりも早くなりました。技術は単体でインパクトをもたらすことはできません。人の心がそれを受け入れることで初めて社会は変わります。だから、私たちは人類史上初めて、人の心の変化速度が社会の進化を規定する時代に生きています。
脳を刺激し、情動を揺り動かす物語は、人の心を変化させる力を持っていると考えています。創作物は空想ですが、それを見た人の世界モデルの変化は現実です。私は技術実装と物語生成の双方を通じて、世界の加速を試みています。
経歴
受賞歴
出演、登壇、インタビュー、政府系会議、等
出版物、記事、エッセイなど
ちょっとバズったブログなど
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